天空の道 乗鞍岳(秋)
一度は行きたい天空の道「乗鞍岳エコーライン・スカイライン」
一般車両は侵入禁止、指定されたバスかタクシー、自転車・徒歩でしか入れません。
標高が高いので低木の植物しか生えておらず、抜けるような空の青を背景に見る山や丘、その彼方まで続く天に登るかのような舗装路。
まさしく天空の道
その美しい景色に魅了され、過去二回2017年10月、2018年7月に訪れています。
今回は始めて訪れた乗鞍岳エコーライン・スカイラインのお話し。
二回目は、美ヶ原経由の一泊二日夏の旅。
こちらもみてね!

記事TOPのYouTube映像
2024年11月ガーミンコネクトログを元にGoogle Earth動画にしたものです。
試しにご覧ください。
ルート概略
一泊二日の輪行サイクリング
DAY1

自宅 → 新宿駅 → 松本駅
松本城 → 新島々
のりくら旅館
DAY2

新島々 → 乗鞍高原観光センター
乗鞍高原観光センター
→ 乗鞍岳エコーライン
→ 畳平バス停(昼食)
→ 乗鞍岳スカイライン
→ 平湯バスターミナル
平湯バスターミナル → 新島々駅
新島々駅 → 松本駅 → 新宿駅
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乗鞍岳へ
それではさっそく当時を振り返ってみましょう!
新宿発あずさ21号
2017年10月8日(日)、東京から松本といえば新宿発のあずさですよね!
今回は初めてなので一泊二日、乗鞍岳エコーライン・スカイラインサイクリングのみという計画にしました。
自宅→
新宿12:00あずさ21号→
松本14:35着
初日は宿泊先の新島々のりくら旅館へ移動のみ。
新宿駅あずさ21号で2時間半、松本駅に到着。
新島々までは、松本駅から松本鉄道上高地線で行けますが時間の余裕がありますし、せっかくなので松本城を見物しつつ目的地へポタリングとしました。

ポタリング・・・
松本駅 →
松本城 →
新島々
交通量の激しい国道を避けてガーミンにインストした裏道ルートでのんびりポタリング。

・・・のはずでしたが到着間際、道路が崖崩れで通行止
しかたなくUターンして国道沿いを走り目的地のりくら旅館へ到着。
こうしてみると、通行止の場所は旅館を通り過ぎていましたね💦
Googleマップのりくら旅館
素泊まり一泊5,000円(当時)
すぐ隣にコンビニがあるので激安&新島々駅そばでとても便利。

自転車は輪行袋にしまい込んで部屋の隅に置いて当日はビールを飲んで早めに就寝。

コンビニは宿の並びにありましたが、2023年に道路の向かいに引っ越したようですね。
どちらにしても便利であることは変わりません。
翌朝のバスは松本駅始発なので駅周辺に宿泊してもいいんですが、ホテルの料金が高いんです!
当時にしても好条件が揃っているこの宿は、お金のないシニアにやさしい宿です。
アルピコ交通バス
新島々駅から乗鞍高原観光センター
Googleマップ新島々駅
アルピコ交通
新島々駅6:05発 → 乗鞍高原観光センター6:52着

夕方バスでこの駅に戻ってきますので、新島々駅のロッカーにリュックを入れて身軽になります。
時刻通りにやってきたバス、荷室に輪行袋を入れ小一時間うとうとしていた頃に乗鞍高原観光センター到着。
この駐車場がスタート地点となります。
乗鞍エコーライン・スカイライン
ルートは簡単。
長野県乗鞍観光センターをスタートして、乗鞍エコーラインを登る。
頂上は乗鞍畳平バス停。
そこからは下り乗鞍スカイライン岐阜県に入ります。
平湯バス停が終点。
乗鞍畳平バス停:標高2,707m
平湯バスターミナル:標高1,259m
経過時間:5時間15分(休憩含む)
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長野県乗鞍高原観光センター
スタート地点

朝7時バスは乗鞍高原観光センターに到着。
広い駐車場になっていて、ここで輪行袋から取り出した自転車を組み立て準備をします。
小さめのリュックに輪行袋・スマホ・カメラ。
ウェアポケットに小銭入れ・ハンドタオル・ウィンドブレーカーを携帯。
駐車場はすでに半分以上埋まっており、車で輪行のサイクリストもたくさんいます。
乗鞍岳ふもと、高い樹木が紅葉を迎えようとしているところ。

ここから頂上の乗鞍畳平バス停まで登り約21km。
この夏に2017Mt富士ヒルクライムで富士山5合目(標高2,305m距離25km)を登っていますが、距離は少し短いようです。

今回は一人ですし、景色を楽しみながらゆっくり登ることにします。
三本木レストハウス

7kmほど走った標高1,800mに三本木レストハウスがあります。
ブルーリゾート乗鞍スキー場のレストハウスらしいですね。
営業は冬のスキーシーズンだけ?
時間が早いので準備中だったかも・・・

冷泉小屋

このブログを書いていてわかったのですが、綺麗な泉の湧く場所にはホテルがあります。
道路から見ると小屋のように見えますが、見えているのは2階の部分。
reisenhutteと書いた看板がありますが、山のことは全く無知なシニアにはホテルとの違いがわかりません。
写真を撮り終えて九十九折りの道をまだまだ登ります。
位ヶ原山荘
出発してから約2時間、ガーミンコネクトだと標高2,365mにある位ヶ原山荘に到着。
ここでトイレ休憩。

自転車ラックもあり、ありがたい。
サイクリストも多いんでしょうね。


雪の壁
位ヶ原山荘から30分、有名なエコーライン雪の壁のコーナーがあります。

10月この時期に雪はありませんが、Uターンするカーブは迫力があります。


時々バスが追い抜いていくだけ、人もサイクリストもまばら。
車が来ないのはストレスがないし、景色はいいしでサイコーのサイクリング!
頂上の乗鞍畳平まであと少し。
日本一高いところにあるバス停
ここから先は岐阜県に入ります。
畳平バス停の手前に、標高2,716mバス停があります。
畳平バス停標高2702mより高い標高2716mバス停なんですが、観光資源として設置したらしいです。
ここで乗り降りする人がいるんでしょうか?

当然私も記念写真を撮りましたが、風が強くて自転車を立てかけておけません。
軽いカーボンは飛ばされちゃいます。
二度目に来た時はホントに飛ばされながらも、記念写真に納めました。
その時のキズは今でも残っており、いい記念になっています。(ペイント補修済み)
ガーミンログも標高2716mですから結構精密ですね!
グーグルストリートビューにはなぜかバス停がありません?
自転車で行ける乗鞍岳
乗鞍畳平バス停

時刻はまだ午前10時過ぎ。
畳平はバス停留所になっていて、観光客の方もたくさんいます。
お昼にはちょっと早いですが、銀嶺荘の二階レストランでランチを食べます。
ここで食べたのが自転車定食。
変わった名前ですが、ミニ牛ステーキと和物とミニサラダにご飯。

時間も早いのでお客さんも少ない。
美味しくいただきました!
食べた後はゆっくり休憩し、駐車場の畳平看板で記念写真

あとで知りましたが、この畳平から徒歩15分魔王岳に登るサイクリストも多いようです。
バス停から見えてはいたんですが、残念ながらパスしてしまいました。

10月はじめで天気もいいしそれほど寒くはないですが、これから下りですからウィンドブレーカーを着ます。
絶景を写真に納めながらゆっくりと下っていきます。
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岐阜県乗鞍スカイライン
下りは早い
抜けるような青い空と、見渡す限り緑の山の風景。
標高が高いので、高い木は一本もありません。
そんな山を縫うようにして走る舗装道路、まさに天空の道です。

登ってきたエコーラインも素晴らしかったですが、帰りのスカイラインも絶景!
絶景を見ず下り坂を一気に降りるのはもったいない!
なんですけど、何もしなくてもスピードが上がる!
途中途中停車して、写真を撮りながら進んで行きます。
特に、大丹生岳と烏帽子岳の横を抜け、北に向かってうねっている急坂が美しい!

大丹生岳と烏帽子岳の間

四ッ岳を望む
乗鞍スカイライン望岳台
あっという間に下って、途中にある乗鞍スカイライン望岳台で一休み。
ここまで下ると大きな樹木が見え始めます。

目的地、平湯バスターミナルまであと少し。
下りだからほとんどペダル踏みません!

平湯バスターミナルへ到着
さらに下ると国道158号線にぶつかります。
そのまま国道に乗り込み200mほど下ったところが平湯バスターミナル。
時刻は13時半。
14時30分のバスがありましたので、新島々までのチケットを購入。
自転車を輪行袋にしまい込んで、ランニングシューズに履き替えバスを待ちます。
帰路のバス
平湯バスターミナルから新島々へ
ここから自走で上高地へ行くサイクリストもいるらしいですが、長いトンネルを抜けなければならずちょっと危険です。
今回は乗鞍岳エコーライン・スカイライン一人旅でしたので、後はのんびり新宿まで戻ります。
ここからバスで約1時間、新島々駅へ。
新島々
平湯からバスで1時間、新島々に到着。
駅のロッカーから荷物を取り出して、リュックと輪行袋を背負い電車で松本経由新宿へ。
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おわりに
念願の乗鞍はネットで見ていた通りの素晴らしい“天空の道”でした。
Mt.富士、富士スバルライン5合目までの勾配よりちょっとキツイかなぐらいでしたが、景色もいいし車もたまのバスぐらいでほとんど来ない。
絶景の景色、開放感と、人の密度の少なさ。
別世界!
都会に暮らしていては味わえません。
10月8日(日)・9日(月)この予定は雨で一週間ずらした日程でした。
あずさのチケットは、安売りチケットで購入しており期限内であれば問題なし。
帰りのあずさは月曜日にしてはそこそこ混み合っていましたが、最後尾座席を確保することができました。
この翌年、また訪れることになったのです。