千葉県松戸市の【さくら並木スポット】ご紹介

2025年4月5日(土)午前中の晴れ間に自宅近所(千葉健松戸市近隣)のさくら花見ポタリングに行くことにしました。
- 松戸市和名ヶ谷国分川土手
- 市川市里見公園
- 松戸市北小金東禅寺
- 松戸市八柱駅〜五香駅さくら通り
- 松戸市紙敷八柱霊園沿いさくら通り
陽も長くなり暖かくなりましたが、まだ空気は冷たい!
ウィンドブレーカーを持ってきて正解でした。
近場さくらスポットは地元でそこそこ名の知れたスポットが点在しています。
特に常盤平さくら通りは全国的に有名で、「日本の道100選」にも選ばれたほどです。
マップとルート
マップ
Googleマップ
ルート
和名ヶ谷国分川土手
【翌々日】
八柱霊園沿いさくら通り
自宅から近い順に回ってみました。
・2025年4月5日日曜日 8:35
・距離: 34.7 km
・所要時間: 3 時間 44 分
・平均速度: 毎時 10.8 km
・最小標高: 4.6 m
・最大標高: 42.4 m
・累積標高(登り): 194.0 m
・累積標高(下り): 180.0 m
・消費カロリー:781kcal
ご近所からさくら並木ポタリングの開始
和名ヶ谷国分川土手の桜並木

河原塚中学校の近所から和名ヶ谷を流れる国分川沿いにさくら並木が400mほど続きます。
かなりローカルな場所なので花見見物の人もまばらではありますが両岸に咲くサクラ並木はキレイです!

犬の散歩がてらさくら並木を楽しむご近所さんがチラホラ。

二十世紀が丘
ゆっくりと国分川ぞいさくら並木を楽しんだら、和名ヶ谷クリーンセンター前を通り東京外郭環状線松戸ICへ向かいます。
二十世紀が丘という土地名のとちのき通りを真っ直ぐ1.7kmほど。
二十世紀が丘の名前の由来
二十世紀が丘の名前の由来
千葉県松戸市の「二十世紀が丘(にじっせいきがおか)」という地名は、1888年(明治21年)に当地(現在の二十世紀が丘梨元町)で松戸覚之助が発見し育成した「二十世紀梨」に由来します。
この地域は1981年(昭和56年)の町名地番整理により成立し、地名には「二十世紀梨」の発祥地であることと、地区全体が下総台地上の小高い丘に位置することから「丘」を付しています。
松戸覚之助がゴミの中から発見した梨の苗
松戸覚之助(まつど かくのすけ)は、当時まだ10代だった若者で、1888年(明治21年)、現在の松戸市二十世紀が丘付近で農業をしていました。ある日、梨の苗木をまとめて廃棄していた中から、一本だけ元気そうな苗を見つけて拾い、自宅の畑に植えたのが始まりとされています。
この苗木が成長し、やがて青く美しい果皮と、さっぱりとした甘さを持つ品種として実をつけました。彼はその梨を「二十世紀梨」と名付けて世に広め、その後この品種は日本全国に広がりました。
つまり、
🌱「ゴミの中から見つけた苗が、日本を代表する梨になった」
という、まさに“奇跡の苗”だったわけです。
この逸話は、偶然と努力が結実した象徴的な話として、松戸市や梨農家の間でも語り継がれています。現在、松戸市には彼をたたえる「二十世紀梨記念館」もあります。
もし現地に行く機会があれば、記念碑や資料館もぜひ訪ねてみてくださいね!
里見公園モニュメント

松戸街道を左に折れ東京外環道路松戸ICを過ぎしばらく走ると、市川市里見公園のモニュメントサインがあります。
ここを右に折れてちょっと行くと里見公園ですね!

右に折れてすぐ、さくら並木に出迎えられます

里見公園
江戸川の辺りにあるそれほど大きくはない公園ですが、子供の家族連れで賑わっています。
さくらはほぼ満開を迎えているでしょうか。

里見公園では、春の訪れとともにビオラの花壇が見頃を迎えます。
整えられた花壇一面に紫色の小さな花が咲きそろい、落ち着いた雰囲気の中で桜と一緒に春らしい彩りを楽しむことができます。

公園の奥に老木の一本桜を見つけました。

一本だけでも存在感があります。
ソメイヨシノは寿命50~60年と聞きますがそれ以上の貫禄を感じますね!
この公園にはバラ園の一角もあり来月が楽しみです。
また来よう!

おしゃれした小さな子供と親御さんたちがプロ写真家に撮られていました。
4月この季節小学校進学の記念撮影でしょうね!

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江戸川からJR常磐線北小金へ
江戸川左岸
里見公園から菜の花が満開の江戸川沿いを少し走り、国道6号でJR常磐線北小金へ向かいます。

江戸川沿いのさくら並木にはテントを張ってバーベキューを楽しむ人たちもいました。
日曜日のお昼前、バーベキューとはいいですね‼️

江戸川左岸矢切りの渡しから国道6号へ向かいますが、ここら辺は菜の花がいっぱい!
この左岸はサイクリングロードではないため、ローディーは少ないですが菜の花ロードの散歩を楽しんでいる人達は結構います。

国道6号と常磐線のアンダーパスを抜けます。


松戸神社のさくらも綺麗でしたが、自転車は入れません!
鳥居とさくらを写真に収めます。

松戸神社から国道6号に出て馬橋陸橋から、並走する裏道でJR北小金駅へ進みます。
以前は新松戸に住んでいたので、ここら辺の土地勘はあります。
いくつか上り坂を登るとJR北小金駅に到着しました。
松戸市小金宿

松戸市小金宿
小金宿(こがねしゅく)は、江戸時代に水戸街道の宿場町として栄えた地域で、現在の千葉県松戸市小金に位置します。千住宿から数えて3つ目の宿場であり、南北約1キロメートルにわたって広がっていました。
この宿場町は、もともと中世に小金城の城下町として形成された「金宿(こがねしゅく)」が起源とされています。水戸街道の整備とともに宿場町として発展し、家並みは1万軒余りに達し、宿場町としては非常に大規模でした。また、幕府の軍馬牧場である小金牧の近くに位置していたため、その重要性も高かったとされています。
小金宿には一般大名用の本陣が設けられていたほか、水戸藩は独自に本陣(日暮家)を指定していました。江戸時代末期に建てられた旅籠「玉屋」が現存しており、当時の建築様式を今に伝えています。
現在、小金宿の歴史的な面影は街灯や説明看板などに残されており、歴史好きな人々にとって興味深いスポットとなっています。
裏道からJR常磐線北小金の駅前で右に折れて、小金塾通りを少しいくと東禅寺があります。
東禅寺
東漸寺と徳川家のつながり
松戸市北小金にある東漸寺は、室町時代に創建された歴史あるお寺です。徳川家康が関東に入った際、この東漸寺に寺領を寄進したことから、江戸時代を通して徳川家の庇護を受ける名刹として知られました。境内には、徳川家の家紋「三つ葉葵」が刻まれた石碑などが残り、当時のつながりを感じさせます。静かで落ち着いた雰囲気の中に、歴史の重みが感じられる場所です。
東禅寺
東漸寺(とうぜんじ)は、千葉県松戸市小金に位置する浄土宗の寺院で、文明13年(1481年)に信濃国出身の僧・経誉愚底運公上人によって創建されました。
歴史
創建当初は現在地より約1キロ北東の根木内にありましたが、天文年間(1532年 – 1555年)に現在の場所へ移転しました。江戸時代初期には、浄土宗の学問所である関東十八檀林の一つに数えられ、末寺35カ寺を擁する大寺院として発展しました。
見どころ
- 枝垂れ桜:境内には樹齢330年を超える枝垂れ桜があり、春には美しい花を咲かせ、多くの花見客で賑わいます。
- 鶴の松と亀の松:本堂前には「鶴の松」と「亀の松」と呼ばれる松の木があり、縁起の良いスポットとして親しまれています。
- 参道の紅葉:秋には参道が紅葉で彩られ、特に中雀門周辺の風景は見事です。
年間行事
- 御忌まつり:毎年4月25日から27日にかけて、法然上人を偲ぶ「御忌まつり」が開催され、稚児行列や縁日で賑わいます。
- 除夜の鐘:大晦日には除夜の鐘が行われ、多くの参拝者が訪れます。
アクセス
- 住所:〒270-0014 千葉県松戸市小金359
- 最寄り駅:JR常磐線「北小金駅」南口から徒歩約7分
東漸寺は、歴史的な建造物や四季折々の自然美が楽しめる寺院として、多くの参拝者や観光客に親しまれています。
東禅寺・総門

JR常磐線北小金・東禅寺の枝垂れ桜は結構有名ですし、ここは息子が通った幼稚園もあり馴染み深いお寺なんです。
紅葉の景色は見事で毎年訪れていますが、春のさくらを見にきたのは数年ぶりか…
仁王像がある山門は自転車引いて通れないので脇をまわり、本殿までの最後の門(中雀門)まで自転車を引いて行きます。

本堂に入る最後の門(中雀門)脇に自転車をとめ門をくぐると立派な「香炉」に迎えられます。
その香炉には、徳川家の家紋である「三つ葉葵(みつばあおい)」が飾られており、東禅寺が水戸徳川家と深く関わりのあったお寺であることがわかりますね。

そして本来この香炉の横に樹齢330年の枝垂れ桜があったはずなんですが、あるのは老木とまでではなさそうな桜の木でした?

ネットで情報を探しても出てこないので、ここ最近のことでしょうか…


旅籠玉屋
東禅寺の横に江戸時代賑わった小金宿旅籠玉屋が今でも残っています。
現在でも民家として使われているようです。

小金宿の旅籠
江戸時代、水戸街道の宿場町としてにぎわった小金宿(現在の松戸市北小金)には、およそ30軒ほどの旅籠(はたご)が並んでいました。旅籠とは、今でいう旅館のようなもので、参勤交代の武士や旅人たちが宿泊していた場所です。
当時の小金宿は、本陣1軒、脇本陣1軒を備え、中規模ながらも活気ある宿場町として栄えていたことがわかります。
今も町のあちこちに、宿場時代の面影が感じられるスポットが点在していて、歴史散歩にもぴったりのエリアです。
小金宿街道から国道6号を渡り、21世紀の森と広場を通り抜け京成八柱駅へと向かいます。

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新京成八柱駅・常盤平駅・五香駅さくら通り
常盤平さくら通り
常盤平さくら通り(ときわだいらさくらどおり)は、千葉県松戸市にある約3.1キロメートルにわたる桜の並木道です。新京成電鉄の八柱駅近くから常盤平駅、五香駅付近まで、新京成線に並行して伸びています。この通りには約600本のソメイヨシノやオオシマザクラが植えられており、春には美しい桜のトンネルを形成します。
1987年(昭和62年)には「日本の道100選」に選ばれ、その美しさが広く認められています。 例年3月下旬から4月上旬にかけて桜が見頃を迎え、市民の憩いの場として親しまれています。
また、桜の開花時期には「常盤平さくらまつり」が開催され、多くの人々で賑わいます。2025年の第51回常盤平さくらまつりは、3月29日(土)と30日(日)に行われ、歩行者天国や各種イベントが予定されています。
新京成八柱駅から
21世紀の森と広場を抜けると、立体交差から左におれさくら通りに入りました。
場所は、八柱駅から500mほどきたところ。
この通りは毎日のように通る地元の通りで、さくらの開花状態を観察していたポイントでもあります。

このさくら通り沿い桜まつりは3月27日・28日に終わってしまいましたが、やっと満開になったさくら見物の車で渋滞しています。
歩道を歩く花見見物の人たちもそこそこいますよ。

この時期はさくら見物マイカーで渋滞します。
ゆっくり花見ができるから逆にいいかもですね…⁉️
常盤平

特に混むのが常盤平駅周辺。
常盤平桜まつりが有名で、道路は歩行者天国になり屋台も出てすごい賑わいになります。
ちなみに2023年常盤平桜まつりの時の写真がこれです。

桜まつり期間は歩行者天国となり凄まじい人で、自転車を引いて歩くのも困難なほど…
今年は雨だったので行きませんでしたが、毎年屋台も出て大盛況‼️
五香駅

さくら通りもこの先五香駅のT字路でおしまいです。
明日にも散り始めのさくら並木が見れそうですよ❗️
もう一つのさくら通り
八柱霊園沿いさくら通り
4月7日(月)忘れていたもう一つのスポット、松戸市紙敷八柱霊園沿いさくら通りを訪れました。

自宅から自転車で15分、ここのさくら並木も近隣では有名です。
お昼前で近所の小学校の帰宅時間にぶつかったようです。
もしかして今日が小学校の始業式だったかな?

桜並木の下ランドセルを背負って歩く小学生がかわいいですね。
大人になってもこの景色を覚えているでしょうか…

埼玉の見沼田んぼの桜回廊もぜひ見てください!

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おわりに
ポタリングから帰宅途中、前輪に違和感がありましたがなんとか帰宅。
案の定パンクです。
自宅までこれてラッキー!
作業は翌日にして、この日は自転車終了。
この週寒い日が続いてさくらは満開まで待ってくれたようです。
来週からはさくら吹雪が見れそうですね。
さくら散る景色も風情があっていいですよね。
自転車で巡るさくら並木、綺麗な景色を見れて満足です‼️