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米国雇用統計で、米国株反落

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米国雇用統計特に失業率に注目が集中しています。
8月の米求人数低下や、一部セクターでのレイオフ増加などが報道されていたため、労働需要の鈍化を示唆されていたと感じていましたが、全体的には良好な数値が公表されました。

もくじ

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米国雇用統計・失業率の発表

Bloomberg

Bloomberg
労働市場は底堅く、インフレ抑制を重視する米金融当局が再度の大幅利上げを実施する可能性が示唆された。

労働市場はまだ底堅い=消費意欲は強い=物価は下がらない=FRB金利をあげてインフレ抑制
こんな図式が出てきます。

日経新聞電子版

日本経済新聞
先週発表された9月の米雇用統計は労働需給の引き締まりを示し、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な金融引き締めを続けるとの見方が強まった。
景気を冷やすことになれば、米企業の収益には逆風だ。

米連邦準備理事会(FRB)が積極的な金融引き締めを続けるとの見方が強まったことにより、米国株が一気に反落。金利が上がる=株価が下がる。連休明けの日経も連れて反落するでしょう。

米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)
7~9月期の売上高見通し

Bloomberg

Bloomberg
米半導体株が時間外で下落-AMD暫定売上高、予想大幅に下回る
・7-9月期の売上高、予想を10億ドル余り下回る見込み
・パソコン市場の落ち込みが売り上げに響いていると説明

Bloomberg

Bloomberg
米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が6日発表した7-9月(第3四半期)の暫定決算では売上高がアナリストの予想を10億ドル余り下回り、パソコン用プロセッサー市場が失速しつつあるとの懸念が再び広がった。
同社の株価は時間外取引で下落した。

日経新聞
6日に半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイスが7~9月期の売上高見通しを引き下げ、半導体株が軟調となった。
供給網の混乱が続いており、企業業績の下方修正が続けば株価の下落要因となりそう。

この先、米国企業業績発表が続きますが、半導体関連には厳しそうな空気が漂っています。
ドル高も影響して、米国の製造業にとってはかなり良くない業績発表が続くのではないでしょうか。

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今週の株相場

2022年10月10日(月)世界の株価

米国失業率を受け、株価は下落の様相を呈しています。
S&P500 3,639.66(-104)
恐怖指数 31.36(+2.75)
米国債10年金利 3.888
米国債2年金利 4.312
日経先物 26,570円(-530円)
ドル円 145.470円

連休明け、日経平均は下から始まるようです。
今週は、米国CPIの発表10月13日(木)21:30の発表があり、様子見で頭が重い動きになるのでは。

安川電機<6506>決算・第2四半期累計(3-8月)

10月7日安川電機の決算が発表されました。

株探ニュース

株探ニュース
安川電、今期最終を2%下方修正
安川電機 <6506> [東証P] が10月7日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結最終利益は前年同期比12.0%増の237億円に伸びた。
しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の525億円→515億円(前期は383億円)に1.9%下方修正し、増益率が36.9%増→34.3%増に縮小する見通しとなった。

決算短信では、
米国の設備投資は、EV関連が積極的。中国ではゼロコロナの影響が未だ強く回復していない、としています。
これらを単純に読むと、自動車EV関連は強いが、半導体不足は継続している。
中国経済は未だ回復していない。
となります。

連休明けの安川電機の株価に注目!

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リセッション

リセッション(景気後退)の局面に入ったのではないかと、ニュースが飛び交っています。
安川電機の決算短信では、これまでの設備投資は順調だが、EV関連と限定的。
半導体関連はまだ厳しい状況は変わらないように思えます。
この様な状況で、リセッション入りしたのかどうかは専門機関にお任せするとして、この先は?

この先は?

現在は、逆金融相場で金利上昇局面であることは確か。
この局面では、株価は低下するとされています。
それでは、株はダメじゃない!と思うかもしれませんが、底値がそのうちやってくる局面でもあります。

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書籍紹介

Youtube「ばっちゃま」でも紹介されていた書籍で、日経を元にして相場サイクルを説明している本です。
『相場サイクルの見分け方 銘柄選択と売買のタイミング』

この書籍は相場サイクルを説明した本ですが、日本経済を元にして書かれており、私自身も経済体験した事柄
で説明されているので、アメリカの翻訳本より読みやすく説得力があります。
学術的に解析した内容となっていますが、平易な説明で書かれており、おすすめ本の一冊です。

作者プロフィール
浦上邦雄
1931年生まれ。49年神戸市立第一新港商業学校卒。同年日興証券入社。日興リサーチセンター主任研究員、日興国際投資顧問・投資分析部長、日興証券投資信託委託・顧問、日本興業投信首席顧問、興銀第一ライフアセット・マネジメント首席顧問などを務める。国際テクニカル・アナリスト連盟副会長、日本証券アナリスト協会検定委委員、日本テクニカル・アナリスト協会会長などを歴任。2001年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
『相場サイクルの見分け方 銘柄選択と売買のタイミング』より

まとめ

いまだ米連邦準備理事会(FRB)がタカ派発言を繰り返している状況を見ると、金利上昇は継続しそうです。
この先、あと2回のFRB会合がありますが、政策金利は2回とも0.75%の引き上げになるという観測も高まっており、そうなると、景気後退が現実味を帯びてきます。

逆に言うと、底値(買い場)がやってくることになります。
ただその景気後退がいつまで続くか、FRBが金融緩和政策にいつ転換するか、未来はわかりません。

数日前から、Youtuber「ばっちゃま」の映像コンテンツが全て削除されました。
一体どういうことなんだかわかりませんが、Youtubeから「じっちゃま」関連の番組が、消えたような気がします。

「じっちゃま」の発言を誇張しすぎた、など囁かれていますがどうなんでしょう。
ここ最近なぜか、「じっちゃま」の切り抜き番組が多く見かけられるようになっていたのが不思議ですが、米国在住でウォール街の元ベテラン・ヘッジファンドマネージャーの意見は価値があることを証明しているものだと思います。

今年のはじめ頃にYoutubeチャンネル「じっちゃま」をやめて、有料のおむすびチャンネルにうつられたようで、Youtubeで見られないのは残念ですね。

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